フェザーリフトの名称で呼ばれるしわ取り技術は、フルフェイスリフトのプチ整形版といえます。顔にメスを入れて余計な部分を切り取る大掛かりなフェイスリフティング手術とは異なり、注射で特殊な糸を気になる部分に挿入するというシンプルなしわ治療。
糸には細かな毛羽立ちがあり、この毛羽立ちが内側から皮膚をつり上げ、しわを目立たなくする仕組みです。また、糸を埋め込んだ部分ではコラーゲンの生成が促進され、結果、周辺のしわの状態改善が期待できるのです。
アプトス、ワプトス、ダブルトーシスなどクリニックによって様々なタイプの糸が存在します。今は身体の中で溶けてなくなるタイプも開発されているようですね。フェイスリフティングのような入院が不要で、翌日からメイクや洗顔も可能ということで「切開する整形手術は嫌」「会社が休めない」といった女性に人気です。
フェザーリフトで皮膚の下に糸を埋め込む注射の際には、内出血や痛みが出ますし、ダウンタイムも全くないというわけではありません。
痛みは糸や入れ方によっても違うようですが、例えば代表的なワプトスという糸で、眠れない程の痛みが一週間近く続くので痛み止めが手放せなかったという例もあるようなので、プチ整形という言葉で想像する程には手軽なものでもないのが実情ですね。
糸そのものはいずれもポリプロピレン製で、外科手術の際などに使用する素材。危険性は低いのですが、感染症にはもちろん充分に気をつける必要があります。フェザーリフトの失敗談では、「ひきつり」が数ヶ月経ってもとれない(医師の経験が浅い場合に多発するトラブル)、また、手術後に注射箇所から糸の端が飛び出してきてしまったというケースが報告されています。
また、効果に個人差があるしわ治療ともいえます。事前に術後のイメージをする簡単な方法が、髪を強めのポニーテールにしてみること。上にひっぱられたリフトアップ状態で、気になっているシワにあまり変化が見られないようでしたら、避けておいたほうが懸命かと思います。
フェザーリフト目的の糸の埋め込みにかかる費用は、クリニックでかなり差があるようですが、相場としては1本50,000円程度です。一本50,000円だとプチ整形としても格安に感じるかもしれませんが、実際には左右に同じ本数を入れる必要があることに注意してください。
また、糸を組み合わせて治療を行うケースですと必要な糸の本数も増えます。目のしわ対策で片方の目元に2本を埋め込んだ場合、同時に反対側にも2本必要になりますから、合計4本分の料金+クリニックによっては施術の基本料金という費用がかかります。
一度入れた糸の効果は、個人差もありますが最長5年程度といわれています。